私にとって創作とは頭の中にあるイメージを画面に移すことではありません。
シャワーを浴びるときに脱衣所で服を脱ぐのと同じように、私は自分の計画や意図を捨てて制作を始めます。
その理由は、自分が作ろうとしているものよりも価値のあるものを探しているからです。
私にとって創作とは何が生まれるかわからない不確実な作業であり、うまくいかないことがほとんどです。
それは沢山の制作物の中から、私の魂が共鳴するような非常にまれな作品を選び出すことです。
私の創作動機は、この見たことのないものに出会うときのワクワク感です。
そんな時、この世界には、私たちの体では感じられない、目に見えない大切なものがあるのだと強く感じます。
これは私にとってほとんど神秘的な体験のようなものです。